4日目 続 "疫病のマクロ経済学"
こんばんは、kaerururu です。
個人プロジェクト 100DaysOfHealthEconomics, 4日目の記事です。
4日目
引き続き "疫病のマクロ経済" を読んでます。
進捗は 16 / 28 といったところです。まだ読み終わっていないのですが、メモへのリンク貼っておきます。
今日は、提案モデルの細かい仮定、定式化、パラメータの選定過程などが書かれているところを読んでいました。
丁寧に式遷移が書いてあるので、この分野に馴染みがない私でもふーんなるほどとなるくらいには理解が進んで面白いです。
内容とは少し主題がずれますが、この提案手法は、ベースとなる手法を経済的意思決定に依存させるように拡張したものであるという部分が一番のミソなのですが、拡張部分を制御するパラメータ (ここでは π1, π2) を 0にするとベースの手法に帰着できる。つまり、ベース手法を提案手法の限定的な状態であると表現していたのが先行者リスペクトを感じて良さみがありました。(数学でもナンタラ定理はカンタラの定理の n=1 の時を表すんやでみたいなアレがありますよね)
また、このモデルでは、感染経路を
消費活動時 (お買い物の時に感染者と接触する) 、労働時 (職場に感染者がいる)、その他 (ご近所さんが感染していた) みたいな 3ケースで場合分けして定義していますが、
- 消費っていってもコンサートに行くのとスーパーに行くのとでは影響の大小違うよね?
- 仕事って言ってもウエイターさんと歯医者さんとでは接触する人数違うよね?
みたいな部分は簡単のために無視されていました。 上記観点や、昨日私が感想で述べたような、
- 消費っていってもネットショッピングもあるよね?
- 仕事っていってもリモートワークもあるよね?
のような観点を組み込むことでさらに提案モデルは拡張できそうだなと思いました。
感想
- 論文読みながら、自分の意見をぶつける(エア議論)という楽しみ方を見つけた
- 数式を丁寧に追うと面白いが無限に時間がかかる
- DeepL でギリシア文字が文字化けして厳しい (英語のまま読めるようになる必要性を感じている)
- 読むのが遅いというところからの進歩が楽しみ ()
以上です。ありがとうございました。